緊張しない唯一の方法は圧倒的な努力

緊張は生まれ持っての体質ではない。

単なる努力不足である。

すぐに緊張してしまうと悩んでいる人は多いのではないだろうか?

「最大の見せ場なのに緊張して結果が出せなかった」

「いつも緊張ばかりして肝心なところで本来の力が出ない」・・・

そんな悩みを持つ人はそこら中にいるはずだ。

僕も昔はそうだったが、今ではすっかり克服できている。

それはある気づきを得たからだ。

具体的に言えば、実力を発揮できないのは、ひとえに実力がないからということ

もっと言うと、「実力がある」と思えるほどの圧倒的な努力が足りていないからだ

と言うことを痛感したからだ。

多くの人が勘違いしているが、本番は当日ではなく、当日までの努力の日々である。

 

当日までの努力が足りていなければ、当日は不安だし緊張だってする。

だが、当日までの努力がきちんとできていれば、緊張する必要などどこにもない。

できるとわかっていることを披露するのに、緊張する必要なんてあるか?

ないよな。

ボディビルを例にして解説しよう。

一見、ステージ上でのパフォーマンスが勝敗を決めるような気がするボディビル。

しかし、ボディビルほど試合前に勝敗がついている競技はない。

勝敗は、半年前、1年前からの過ごし方ですでに決まっている。

もちろん、ステージ上でのポージングや当日に合わせたコンディション作り

(水分や炭水化物量、塩分調整)も大事な要素だ。

しかし、それらを差し置いても、試合当日までにどれだけ最高の状態に体を仕上げておくか、

ここが肝になる。

試合当日のステージはあくまで仕上がった体をディスプレイする場にすぎず、

ボディビルの本番は試合当日ではなく、試合までの血のにじむような、

努力の日々なのである。

きちんと努力してきた選手は堂々としているし、ステージ上を

楽しんでいる。

逆に努力不足を自分自身でわかっている選手はどこか表情が固く

緊張気味だ。

 

何事においても圧倒的な努力をしておくことが、

勝敗を決める鍵となる。

ボディビルが教えてくれるこの真理は、人生にもそのまま当てはまる。

例えば、仕事上プレゼンをしなければならないとき。

プレゼンの直前に緊張したり、焦ってしまう人は多いだろう。

だが、その原因のほとんどは知識や資料、リハーサルの不足だ。

要は、圧倒的な努力が足りていない。

もちろん、場数をこなすことも大事だが、

死ぬほど準備して「これなら100%できる」とあらかじめわかっていたら

緊張するわけがない。

「できるかな・・・どうかな・・・」と思うから緊張するのだ。

プレゼンもボディビルと同じように、その結果なんてプレゼン前に決まっているのだ。

プレゼンが仕上がっていないから無駄に緊張するのだ。

僕の結論はこうだ。

「緊張するのは、ただ単に努力が足りていないから」。

だって、できるとわかっていることを披露するのに緊張しないでしょ?

人前で歩くのに緊張しますかって話。

筋トレは当日が本番ではなく、当日までの努力の日々が本番であることを教えてくれる。

緊張しがちで悩んでいる人、勝負に勝ちたい人は筋トレを通してこの真理を体感してみてくれ。

筋肉同様、本番で緊張抜きに発揮できる真の実力は、日々の努力によってのみ作り上げられる。

仕上がっていない体に何をしても、腹筋は割れないし、腕が太くならないのと同様、

ありもしない実力に当日いくら小細工を加えたところで意味はない。

それを緊張のせいにしてしまえばそこで終わりだ。

努力不足と認識し、圧倒的努力を重ね、次回は捻じ伏せるのだ。

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