成長に痛みはつきものである

成長と痛みはセットである。

痛みに慣れろ

限界を越えると筋肉がどうなるかご存じのだろうか?

そう、みんな大好き筋肉痛である。

筋肉痛は、成長に痛みはつきものというこの世の真理を実にわかりやすく

伝えてくれる(筋肉痛は必ずしも筋肥大の指標になるわけではないなどと細かいことを言うのは禁止)。

人生で苦しい時は、思い出してほしい。苦しみと痛みは成長に不可欠であり、

苦しみと痛みの先には成長が待っていると言うことを。

成長に必ず痛みが伴うのであれば、痛みを楽しむしかない。

痛みなんて楽しめないって?

それは間違いだ。

思い出してくれ。

筋トレした後の筋肉痛はめちゃめちゃ心地良いだろう?

筋肉痛がないと、なんだか成長していない気がして、逆に不安になってくるくらいだ。

人生で苦しいとき、辛い時も筋肉痛同様

「おっしゃ、成長している証だ!」と喜んで乗り切っちまえ。

筋肉が同じ負荷では傷つかなくなるのと同様、心も苦しみを乗り越えれば、

乗り越えるほど強くなる。

そして、筋肉が増え君の体に残り続けるのと同様に、過去に乗り越えた

苦しみは君の中に誇りと自信として残り続ける。

その誇りが、さらなる苦しみが訪れた時の糧となるのだ。

「過去に乗り越えたあれと比べたら、今回の苦しみなんて楽勝だよ」と

君は超タフになっていくのだ。

心は筋肉同様に鍛えられるのである。

ただし、気をつけてほしいこともある。

成長に痛みはつきものだが、その痛みには良い痛みと悪い痛みの

2種類あると言うことだ。

ここまで言ったのは良い痛みだ。

しかし、悪い痛みもある。

筋トレでいえば間違ったフォームでトレーニングしたことによる痛みは

悪い痛みである。

間違ったフォームで筋トレを続けていると、思うような効果を得られないどころか、

最悪の場合ケガにつながることもある。

実際、我流でトレーニングをしている人は、その間違ったフォームのせいで

腰や肩、関節などを痛めてしまうことがある。

言うまでもなく、その経験は必要のない痛みであり辛さだ。

ここをきちんと見極めないと、大きな怪我につながるリスクになる。

痛けりゃなんでもいいってもんじゃない。

では人生に当てはめてみよう。

筋肉と同様に、君自身が成長するには痛みは避けて通れない。

仕事なら大きなプロジェクトの前に寝る間もなく忙しく働くこともあるだろう。

その作業が自分のスキルアップに繋がったり、やりがいがあるなら、

これは良い痛み。

良い意味での「追い込み」となる。

また仕事の後に、めちゃめちゃ疲れているけど、毎日やると決めている

英語の勉強を踏ん張ってやるのも良い痛みだ。

この辛さや痛みに耐えるからこそ、目標を達成することができるし、

成功をつかむことが出来る。

仕事なら、人より多くお金をもらえるし、より上の役職につくことが出来る。

必要な痛みがある一方で、人生にも不要な痛みがある。

例えば、残業代を払わないような会社で、サービス残業をしたり、

パワハラ上司に罵倒されながら頑張ること。

それらの辛さや苦しみが成長に一役買うことはない。

間違ったフォームの筋トレで体を痛めつけるのと同様、

間違った辛さや苦しみは体や精神の崩壊に繋がる。

成長のための辛さや苦しみと、破滅へと続く辛さや苦しみ、

その見極めが大切だ。

その見極め力を鍛えるには、筋トレが1番だ。

筋トレを通してあらかじめ良い痛みと悪い痛みがあることを経験しておけば

理解が深まる。

そして、君がギリギリまで追い込まれている時は、まわりの人間も

同じ状況であることを覚えておいてほしい。

辛いのはみんな同じだ。

ここで踏ん張った人間が勝ち残っていくことになる。

その瞬間は苦しいが、「凡人はここでくじけるが、自分は違う!」

「ここを超えられる人は自分以外いないだろ!」と自分を鼓舞し

生き残ってみせろ。

日ごろから筋トレで最後の追い込みの精神力を鍛えておけば楽勝だ。

スクワット以上に辛いことなんて人生にそうそうない。

そう考えると人生なんて楽勝だ、楽勝。

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